カテゴリー:土木遺産
KINSOKU お仕事図鑑

俺の土木遺産-12|天満橋

《 第 12 話 》
俺が浪華三大橋に楽しさ求めてはじけちゃうわけがない!

ごきげんよう、卒業と同時に国家資格〔測量士・測量士補〕が取得できる近畿測量専門学校(国土交通大臣登録校)です。
今回のお仕事図鑑は、連載企画「俺の土木遺産がこんなに楽しいわけがない。」です。

※ このページの最下部に、アーカイブがあります。
※ この連載は、平成26(2014)年度メールマガジン登録者向けweb連載を再編集・加筆したものです。

浪華三大橋

浪華三大橋とは、天満橋、天神橋、難波橋のことを指します。
豊臣時代、大阪城下の建設に伴い大川に橋が架けられるようになりました。
江戸時代になり、街が急速に発展していく過程で、天満橋を含む三大橋がそろって架けられ、ともに幕府が直轄で管理する公儀橋となりました。
いつしか、「浪華の三大橋」と呼ばれるようになり、現在に至ります。

木橋から鉄橋へ

江戸時代の天満橋は木橋だったゆえ、天明6(1786)年から明治18(1885)年までの間、洪水により6回流失したという記録があります。
その復旧として、主要部材をドイツから輸入した鉄橋を架けることになりました。
当時としては大阪において最大スパンの鋼アーチだったそうです。
このときに設置された橋名額は、現在、右岸(北詰)側の公園内に保存されています。

橋名額

橋名額のすぐ横にある解説

2層式へ

現在の天満橋は、第一次都市計画事業によって昭和10(1935)年に架けられたものです。
長さ151m,幅19mで、市電を走らせるための荷重に対応しています。

自動車交通量の増大により、市電の廃止と高架橋の建設が進められることになりました。
このとき、高架橋の荷重は市電の重荷重と同量となるように考えられました。
在来橋の橋脚をそのまま用いることと、下の天満橋との景観上の調和を保つことが条件となりました。
この結果、鋼床版を用いた二室一箱形の断面をもち、鋼桁と鋼橋脚を剛結した立体ラーメン構造が採用されることになりました。

現在の天満橋

大阪の都市計画の基礎となった天満橋は、近隣の天神橋、桜宮橋、淀屋橋、大江橋とともに、平成12(2000)年、土木学会選奨土木遺産となりました。

アクセス

Osaka Metro 谷町線/京阪本線・中之島線 天満橋駅すぐ

(参考文献)
・土木学会選奨土木遺産


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